ラグビーボールが楕円であるからこそ成り立つ戦術

ここでは、「ラグビーボールが楕円であるからこそ成り立つ戦術」 に関する記事を紹介しています。



サッカーや野球と比較するとその人気はやや劣るラグビーですが、実際に秩父宮ラグビー場などで観戦してみると、その迫力に圧倒され見ていて熱くなるすばらしいスポーツであることが分かります。自分は応援するチームがあるので、こまめに結果などをチェックしていますが、そうでない人も一度見てみると面白いと思います。

ラグビーは秋から春前までがシーズンで、寒い時期に日本選手権、大学ラグビー、トップリーグなど熱戦を繰り広げていて、そろそろシーズンもおしまいになろうとしています。これから選手たちは長い合宿などで戦力を蓄積し来年好成績を残せるよう努力を重ねていくのです。

そんなラグビーの面白さの一つに、不確実性が挙げられます。ラグビーボールは楕円なので、落ちたときなどにどうなってしまうのか正確に把握することが困難だといわれていて、それが試合展開に重要な影響を及ぼすことになります。

今まで自分は、そんんあボールを使っているのだから運任せの部分が大きいと思っていたのですが、日本ラグビーフットボール協会の岩渕健輔さんによると、実は不確実なボールをいかにコントロールするかの戦術が隠されていると説明しています。それを投げ方と蹴り方の観点から見ていきたいと思います。


◆投げ方

ほぼすべての選手がパスをする際に、両手でボールを長い部分を軸に回転させて投げています。この投げ方を「スクリューパス」と呼ぶのですが、候投げることによって、ボールのとがった先の方向にまっすぐにボールを投げることができるようになります。目的はパスなのですから、しっかりと確実に相手に渡すためにもスクリューパスはなくてはならないものなのです。


◆蹴り方

蹴り方には、「スクリューキック」と「ドロップパント」があります。先ほどのパスと同じようにボールの長い部分を軸に飛ばすのがスクリューパスであり、これによってより遠くに飛ばすことができます。一方で、ボールの短い部分を軸に飛ばすのがドロップパントで、飛距離がでないかわりに狙った場所に正確に運ぶことができます。


それぞれのメリットをうまく使って、試合を有利に運ぶ方法を山形大学の瀬尾和哉准教授は説明しています。それは、ボールを前方に高く蹴り上げ落下地点に素早く移動することによって、敵のキャッチミスを狙う戦法であるハイパントを行う際に、スクリューキックで高く蹴り、落ちるときにボールが横になるように蹴ることによってボールの縫い目の関係で不規則な揺れ方をするのでキャッチミスを誘発しやすいというのです。

確実なものは何一つないのですが、理論に基づいて確率の高い方法は、すばらしい戦術になり、自分のチームにいい結果をもたらしやすくなります。そういったわずかの差が大きな力の差になって跳ね返ってくるのかもしれません。次回ラグビーの試合を見る際には、ボールをどのような回転になるように蹴っているのか、といった部分に注目してみるのも面白いのではないでしょうか。

【参考】日本経済新聞 2012/03/11

ラグビーの作戦と戦術ラグビーの作戦と戦術
(2002/05)
日比野 弘、山本 巧 他

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関連タグ : ラグビー, 戦術, ボール, スクリューキック, ドロップパント,

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