AKB総選挙と株式の意外な関係

ここでは、「AKB総選挙と株式の意外な関係」 に関する記事を紹介しています。



もはや社会現象にまでなっているAKB48の22枚目のシングルを歌うための選抜メンバー21人を決定する第3回AKB48選抜総選挙は、下馬評通り前田敦子さんと大島優子さんの一騎打ちとなり見事前田敦子さんが1位を獲得しました。

彼女が残したコメントである「私のことは嫌いでも、AKBのことは嫌いにならないでください」は、はやくも今年の流行語大賞になるのではといわれていて、AKBの部分に民主党など他の言葉が入ってネット上では盛り上がっています。これも、AKBに人気があるからこその盛り上がりといえるでしょう。

そんなAKB48の選挙に投票するためには、1枚1600円の投票用シリアル番号カード入りCDを購入してパソコンや携帯で専用サイトにアクセスし、この番号を入力する必要がありました。このような方法はAKB48関連グッズではよく行なわれている方法であり、お宝をコンプリートしたいという思いから同じCDを何枚も購入することも珍しくありません。様々な批判もありましたが、経済的には恩恵を受けていることは間違いないでしょう。

このように自分が推すメンバーの順位を上げるために投資をするという消費行動は、株式投資にも通じるものがあります。株式投資も自分が応援したいという企業に対して出資することによって、持続的な成長というリターンを得ることができます。AKB選挙権も自分が応援するメンバーの順位を押し上げることによって露出度が上がり、より様々な所で活躍してもらえることができます。

今回、880万円を投入し5500枚購入した人もいるそうで、第40位になったアイドルの得票数が4698票だったことを考えるとものすごい影響力を持つことができることがわかります。仮にこの人が40位のアイドルにすべて投票していたとして、他の条件は考慮しないとすると単純に25位まで上がることになります。一人が結果に大きな影響力を持つという点も株式投資の世界と共通するものだと思います。

こうしてみてくるとAKB総選挙と株式には似ている要素がある一方で、自分の満足度と他人の好みのギャップという異なる部分もあります。

株式投資の目的は利益を得ることなので、自分がこの企業がいいと思っても他の多くの人がそれを選ばなければ目的は達成されません。他人の好みを考慮しなければならないのです。それと同じことをAKBの選挙でやっては、すごくつまらないものになってしまいます。自分には応援したい人がいても、多くの人が前田敦子さんに投票するから、自分もそこにいれようと考える人はいないでしょうし、やったところで満足感は得られません。

もし仮にAKBメンバー株があって、それぞれのメンバーに値段が付いていて、値上がることで儲けを得られる要素が含まれていれば、もっと違った結果になったと思います。

関心が高い選挙を行なうほど、当事者の責任も増すのでよりよい集団になっていきます。AKB48に見習う点はたくさんあり、そこから自分たちが学ぶものはたくさんありそうです。

【参考】日本経済新聞 http://www.nikkei.com/money/column/


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