環境犯罪を撲滅せよ

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不法投棄

不景気が長引いている現在、企業は少しでもコストを削減しようと様々な努力をしていますが、中には悪質な犯罪にまで手を染めてしまうものも出ているのが現状です。自分たちの生活に大きく影響を及ぼすその犯罪は環境犯罪です。環境犯罪とは、産業廃棄物の不法投棄、工場排水の垂れ流し、野焼きなど、一般市民の生活にも影響が大きい犯罪であり、自分たちの健康がすぐに脅かされる恐ろしいものです。

そんな環境犯罪を専門に摘発する警察部署は、日本で初めて「環境犯罪課」を設置した千葉県警や、神奈川県警の生活経済課環境係など近年日本の各地で誕生しています。彼らは日夜街の中をパトロールし、不法に投棄したり、野焼きや河川への汚染物質の垂れ流しをしていないか監視しているのです。

野焼きは、廃棄物処理法違反で5年以下の懲役または1千万円以下の罰金になる重い犯罪です。山中などの産業廃棄物処理会社でいつ野焼きを行っているのか裏付け捜査を行うため、何ヶ月にも渡って張り込みを行い、その瞬間を抑えます。野焼きは昔の農村ではよく行われていたものですが、産業廃棄物から出る煙には多くのダイオキシンなどの有害物質が排出されることが明らかになっていることから、きちんと対策を打つ必要が出ているのです。

また、森の中など人目につかないような場所にゴミを捨ててしまうという荒技に出る業者も多く、千葉県では不法投棄ワースト1になるほど深刻な状況になっていました。不法投棄者や業者は自分たちが悪いことをしているのだということを知っていることが多いため、巧妙にそれを隠そうとします。千葉県警では地道な捜査を繰り返し、ピーク時の10分の1までその発生件数を減少させることができたそうです。

この他にも環境犯罪として挙げられるのが危険物質の垂れ流しによる水質汚濁です。行動経済成長期に公害として学んだ河川の水質汚濁は今も尚、引き起こされているのが現状なのです。これも地道に産廃伝票を潰していく捜査を行い裏付けを行っているのです。

このような環境犯罪は、社会的に大きく取り上げられることはあまり多くありません。しかし、彼ら警察官は1件1件環境犯罪を潰していくことによって安全な生活を取り戻すことに自分たちの存在意義を見いだし、日々頑張っているのです。ぜんそくの症状や川の魚が死んでしまってからでは自然を元の通り戻すには大きな時間を要することになってしまい遅いのです。

不法投棄や水質汚染は行けないことである。それは業者も理解しているし、本来であればそうしたくないと考えていることと思います。しかしそうせざる得ない状況は今あるのです。その根本的な解決を模索しない限り、環境犯罪の撲滅は難しいのではないでしょうか。

ものが生み出され、利用される部分では明るいスポットライトが当たる一方で、いらなくなって捨てられていく所はいつも影なのです。影の部分にどうしても社会的なひずみやしわ寄せが起こり、厳しい状況になりがちです。自分たち市民、行政共にこのような部分にまで目を届かせ、もののサイクルを最後まで無理なく回す仕組みとそのサポートをしていく必要があるのではないでしょうか。

【参考】素敵な宇宙船地球号 2009年9月6日

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(2004/03/17)
谷岡 一郎

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