世界初!超低空の流氷

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流氷

見慣れている風景も鳥の視線から見ると少し違うことを以前、東京という街を撮影したフランス人エア・フォトグラファーであるヤン・アルテュス・ベルトランさんから教わりました。いつもの風景なんですがそこには自分たちが見たことない違った側面を持っていて、それは実に美しいのです。

そんな空から見た地球のすばらしさの虜になった一人の日本人がいます。それがエア・フォトグラファーの多胡光純さん、34歳です。多胡さんはタクラマカン砂漠で一気に高度を上げたときに目の前に広がってきたのがどこまでも続く砂の海に感動し、その後被写体を求めて世界中を飛び回りました。アメリカのツィンギ、モンゴルの大平原、マダガスカルのバオバブ並木などこれまでに撮影した場所は100箇所にのぼります。

多胡さんは、大学時代は探検部に所属しその後写真撮影に目覚めカナダへ行ったときのこと。何気なく登った丘に心打たれたそうです。目の前に広がる風景、その瞬間を写真に撮りたいと強く願うようになったのが、エア・フォトグラファーになろうと思ったきっかけでした。

そんな多胡さんが次に目標に掲げたのが、北海道の知床半島に接岸する流氷を超低空で撮影することでした。実は知床の秋の風景を撮影していた多胡さんは、地元の方に知床の本当の姿は冬にあると教えられ、いつしかその映像を撮りたいと願うようになったそうです。

モーターパラグライダーは、200ccの排気量で満タンにして約2時間の飛行が可能です。平均時速は約30kmで、風速3m以下でないとカメラが揺れてしまい絵にならないため、撮影できない繊細な職人技が求められます。

何日も知床の天気が良くなる日を待ちながら、とうとう絶好の日がやってきます。多胡さんは満を持して大空へ飛び立ちます。映像は、流氷というこれまでのイメージを根底から覆すほどの迫力で、眼前に迫ってくるものでした。見ている自分もこれまで「静」というイメージがあった流氷が、激しくぶつかり合い大きなうねりを伴って迫ってくる「動」を感じ、しばし見入ってしまうほどの映像です。

帰ってきた多胡さんの第一声は「言葉にならない」でした。さらに「まず飲込まれそうになった。一つとして同じ形がない氷が知床に来ていることが分かった」と興奮を隠しきれません。

今年2009年の流氷接岸は2月19日。過去2番目に遅くやってきた流氷は、年々その量も減っているといいます。同じ流氷がこの先、みられるとも限らないのです。今地球がどうなっているんだろうということを記録したい、それを見て欲しい、感じて欲しい、それが何かの芽になればいい、何かのきっかけになればいいと多胡さんは話します。

自分たちは、この素敵な流氷の姿を後世の人々にも伝え、そして守っていく必要があるんですよね。そのことを多胡さんは映像を通して伝えているのかもしれません。それは、直接伝えるのではなく、今ここにある地球が、日本が素晴らしいんだということを伝えることにとって自分たちに理解させるという最高の形で。

多胡さんはすでに次の目標に向かって走っています。それは山形・蔵王で樹氷を撮影すること。多胡さんの挑戦はこれからも続きます。

【参考】素敵な宇宙船地球号 3月22日

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