今日よりも明日が ほんの少しだけ 楽しくなりますように



今回は豊臣家の生き様について考えさせられました。徳川家康が嫡男の秀忠に将軍職を譲り自分は大御所として実権を握り続ける道を選び世の中は徳川の世に完全に移行していることが明らかな状態になっていました。

この場面で、上杉家はかついて石田三成との約束の中でも自分たちは生きて自分たちがやってきたことの正しさを世の中に伝え続けることが大切と考え、その時々で自分たちがどのようにしたら生き延びることができるかを考え続けていました。時に自分たちの気持ちとは反することもやってきたと思いますが、すべては上杉家を存続させるため。一時の感情にまかせてはいけないとしてきたのです。

それに対して、豊臣家はその逆を行こうとしていました。淀は家臣である徳川家康に頭を下げるなど考えられないとして、秀忠の祝いに対しても挨拶にいくことをしなかったのです。北政所であった高台院は、どちらかというと上杉家のようか考え方で豊臣の家を滅ぼすことなく、今は時を待ち徳川に頭を下げる時ではないかと忠告するのですが、すでに淀の心には届かない様子でした。

どちらが正しい生き方なのかはわかりませんが、人間生きていれば必ずいいことがあるという考え方に自分も賛成で、つらいときに過去の栄光などに捕らわれてしまい、自分のこれからの道を絶ってしまうのではなく、まずは様子を見てそれから再起をはかろうとがんばる方が正しい道のような気もします。これから二百数十年という長きにわたり徳川の世の中は続いていきますが、ここに豊臣家がどこかにいたら、また違った歴史があったかもしれませんね。

上杉家にとって、長く大切な心の母であった仙桃院がとうとう他界してしまいます。最期の時に謙信の遺言が嘘だったことをカミングアウトするのですが、ここまで来てしまったらすでに思い出話にしかならないですね。当時のメンバーもいないことだしいいと思います。ひとりだけ当時のメンバーと言われて思いつくのは遠山です。彼は、景虎の家臣だったのですが、今では家康の家臣として働いていました。その彼が方広寺の鐘に「国家安康・君臣豊楽」と書かれていることを得意げに家康に話をして、よくやったと褒められます。本当のことなのかどうかはわかりませんが、したたかに今でも生きているようです。この目つきの悪さは、うまく演技しているとしか言いようがありません。

あと、2回となりましたが、残すは大坂の陣とその後の人生でしょうか。どのようなエンディングに向かっていくのか、楽しみに待ちたいと思います。

□■天地人紀行■□
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