今日よりも明日が ほんの少しだけ 楽しくなりますように



今回は非常に見応えのある内容となりました。政治の表舞台では自由民権運動が盛んになり、京都府議会での槇村と覚馬の戦いも激しさを増すようになります。今までの政治の考え方では槇村が言うように「議会は知事のいうことに従っていればいい」という考え方になって当然であり、その流れになりそうな状況下で覚馬は新聞という世論に訴えるという方法で、徹底抗戦します。結果として、世論は覚馬に味方し、全国に京都での知事の横暴が暴かれることになって行くのです。このあたりに、明治という時代の新しさと、声を上げれば世の中は変わるんだという民衆の思いを感じることが出来ます。

また、山本家ではみねが伊勢時雄からプロポーズされ、小さい頃から婿をとって山本家を存続させるように言われてきた自分との葛藤に苦しみます。その苦しみの拍車をかけたのが覚馬の嫁に行けばいいという発言。完全に自分は山本家にとっていらない存在なんだと思い込むことになってしまいます。昔の覚馬ならいざ知らず、寡黙な覚馬になっている状況なのでこれでは伝わるものも伝わりません。

八重が仲介し、覚馬の真の意図を伝え、これまでのことは忘れて自分がこれからの未来は好きなように生きていけばいいと諭します。この辺りも江戸時代にはなかった考え方でしょう。じっくり考え抜いて迎えた次の日の弁論大会で愛を語る伊勢時雄の番のときにドラマティックにみねが登場し、覚馬の隣に座って嫁に行くことを宣言。覚馬はしずかに「決めたのか。何かあったら大声で呼べ。そうしたらおとっつぁまがかけつけてやるから」と語ります。この辺り、完全にグッと来てしまいました。伊勢時雄の愛に関する弁論は完全に2人から無視される状況となったわけですが、それでも未来が明るいといいなと切に願ってやみません。

さて、次回は故郷である会津にみんなで出かけるという話だそうです。みねもおっかつぁまに出会うこと場面など楽しみで仕方ありません。来週までじっくりと待ちたいと思います。

◆八重の桜紀行◆
京都府京都市
 - 新京極通





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前回のプロポーズ成功から、現在の世の中では様々な出来事があり前回の内容が遠い昔のような気がしてしまいますが、しっかりと婚約も完了しこれからいざ学校設立というときに突然やってきたのが八重の女紅場からの解雇でした。ここには、キリスト教という宗教が京都の中でどのように位置づけられているかを示す重要な場面なのですが、かなりの唐突感をうけました。それも婚約というキラキラした場面の次が解雇で悩む八重という突然さ。その状況を把握するためになんとか、周囲の状況を注意深く見ながら追いついていったのですが、もう少し説明を入れて欲しかったと思います。

槇村に直談判をする八重は、その槇村から建前として耶蘇教徒にはならないと、みんなの前で宣言するように命じられます。この辺り、きっと後で何らかのフラグになっているんだろうなと思っていたら、見事に的中することになります。

いつでも困ったときに登場する大垣屋 遠山の金さんが登場し、地元の人々とのいざこざを見事に仲裁し一件落着。とうとう同志社英学校を設立することに成功するのですが、そこに怒鳴り込んできたのが槇村でした。聖書を朗読し始めたと当時なのが、「あなた、張ってましたね」と言われんばかりのジャストタイミング。明らかにおかしいです。それでも、リーディングの授業の一環として聖書を使っているだけだと「建前」を八重は槇村に申し上げ、その場はなんとかおさまります。帰り際に、覚馬に言った貸しはもうチャラだというのが、次に来る恐ろしいことの予感を感じさせます。

世の中としては、西郷が薩摩に戻って西南戦争への道をひた走り始めますが、彼もかっこいいことを言っています。それは「新しい芽が出るためには、枯れ葉は散らなくてはならない」ということ。自分が士族という旧時代の人々を引き連れてどこかへ向かう覚悟を感じます。次回あたり、それが顕在化するのではないでしょうか。明治の時代にあって、人々がどのように懸命に過ごしていたか、それを目の当たりにすることができる素晴らしい内容が続きそうで楽しみです。

◆八重の桜紀行◆
京都府京都市
 - 同志社大学 今出川キャンパス





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