今日よりも明日が ほんの少しだけ 楽しくなりますように



ようやく軌道に乗り始めた同志社英学校ですが、やはり運営していく上で様々な課題が浮かび上がっていくことになります。今回はそんな課題のいくつかが浮き彫りになっていくというお話。その手始めが突然やってきた廃校命令。アメリカの教団からの資金援助を危険視する政府から廃校を命じられます。

まだまだキリスト教というものに理解がない日本なので、日本人を良からぬ方向へ導いてしまうのではないかという不安は常にあったのではないかと思われます。それでも新島襄が直接かけあい、なんとか命令を取り消すことができるのですが、案外あっさりとOKが出てしまったので、ちょっと拍子抜けしてしまいました。もっと政府も粘るのではないかと思っていたのですが、新島が粘った次のシーンでもう解決していました。

次にやって来たのが、伝道専科のクラスを設置し能力別のクラスを統合するという決定に対して生徒達がストライキ。たしかに後に新島が言っていたように、生徒に何の連絡もないまま突然の決定は不信感をもたらしてしまうでしょう。世の中は民主主義なのですからこういった一方的な決定は反発を招くのは当たり前のこと。周囲の教師達とは裏腹に、その当たり前のことをしっかりと筋を通して語った新島は校長としては素晴らしい判断だったと思います。このように教師は学問を教えるだけでなく人間的に人から尊敬できる考え方や行動をすることができることが大切だと改めて感じます。

京都の政治の世界では、覚馬が第1回府議会に当選。立候補ではなく周囲からの選挙によって、議員になるという今では考えられない仕組みがあったのは驚きですが、いざ議員になったらそこに使命感を持って精力的に活動する姿はさすがです。こういった様子を見ると、これまでにない近代の大河ドラマの面白さを感じることが出来てなんだか新鮮な気持ちになります。

さて、次回はみねが結婚するようですが、また一波乱ありそうな予感。楽しみにしたいと思います。

◆八重の桜紀行◆
熊本県熊本市
 - 徳富旧邸





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今回は、非常に重い話から始まります。それは薩摩出身のリツという女学生の父親が戊辰戦争の折、先生である八重に撃たれてなくなったというもの。この事実を薄々と感じていた八重でしたが、学生の言葉で顕在化し、かつ元々会津出身者である自体でいい印象を持っていなかったこともあり、もの凄く険悪なムードになります。この辺りの話を伺うと、非常に戦争というものの悲惨さを思い知らされます。

戦争は、その時々では正義を掲げて戦うのですが、相手の命を奪うことに他なりません。しかも、数人をあやめると己も極刑に処せられるのが通常ですが、戦争では一概にそれが当てはまらないという無残さもあります。八重も言っていますが、戦争の正当性や自分たち中心の視点でいうと、いつまでも被害者ということになるのですが、ひとたび相手からみた自分という姿が映ったとき、被害者から一気に加害者へと変わってしまうことになります。そのことに八重は苦しむことになるのですが、きっとその苦しみは戦争体験をした人の心の中にあるものなのではないでしょうか。そう考えると、明治維新だけの出来事を超えた思いというものを感じてしまいます。

それでも、最後に小松リツは薩摩へとわだかまりを捨てて療養のために戻っていきます。この先戻ってきてくれるのかどうか、そこまで表現してくれるかは謎ですが、期待したいところです。ちなみに演じていたのは大後寿々花さんで、慶應義塾大学の2年生だそうです。てっきり最近のアイドルが大河ドラマに出てみました、という感じなのかと思っていたのですが、そうではありませんでした。なかなか芯のあるすばらしい演技を見せてくれたと思います。これを機にメディアでも色々と登場するような予感がします。

政治の世界では、中央では陸軍で山川が山縣有朋からお褒めの言葉を頂いていましたが、元々薩摩を正々堂々と討てるという思いから戦ったこともあり、握手に応じようともしません。ここまで自分を通して言いたいことを言える姿も立派だと思います。また、教徒では覚馬と京都府知事となった槇村とのすれ違いが多くなり、同志社女学校の場所を提供してもらう代わりに京都府顧問を辞任します。しかし、ここで折れずにその先があることをちらっと先読みしてしまいました。覚馬の凄さはまだまだ続きそうです。

明治時代は、このように人々が意気盛んに様々なことにチャレンジしている様子を色々な場面で見ることができるので、すごく好きな時代だと感じます。しかも、戦国時代などのように失敗したら命を落とすしかないという危機感もないので、再起も可能というところが素晴らしい時代なのではないでしょうか。まだまだ話は続きます。

◆八重の桜紀行◆
京都府京都市
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