今日よりも明日が ほんの少しだけ 楽しくなりますように



薩摩に帰った吉之助はしばし、菊次郎たちと共に家族団らんを過ごし、また田畑を耕しながら農業の重要性を私学校の生徒に語っていました。その西郷が設立した私学校には続々と全国から若者たちが学びたいとやってきます。若者はとかく一方向性に生きやすいものであり、廃刀令や給金の廃止など政府からの指示に対しても不満が募りながらもなんとか半次郎を中心に我慢していたのです。

しかし、政府からの密偵が西郷を暗殺しようとしていたことが明るみになり、とうとう我慢の限界を迎えます。その状況のなかで、暴発した一部の士族が政府の弾薬庫を襲撃するという事件が発生し、西郷も後戻りできなくなってしまいます。

彼らの話を聞きながら西郷は、政府に意見を言いに行こうということで立つことを決意するのでした。しかし意見を言うのであれば西郷一人でも良いはずなのですが、そこで全員を引き連れてしまっては傍目から見たら挙兵しているようにしか見えません。この状況を政府としても看過することはできないでしょう。大久保は信じていた西郷がこのような形で自分に刃を向けてきたということに憤り以上に信じられない状況に追い込まれます。

いよいよ残りも本当に少なくなってきました。西南戦争も始まると思いますが、その中で関連する人々がなにを思い、そして終わったあとこの先の日本についてなにを思ったのか、注目したいと思います。







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前回、自分の役目は終わったと話しながら鹿児島に戻ってきた吉之助は静かな生活を始めます。しかし、彼は周りは放置しておかないという運命づけられた人物なのでしょう。彼のもとには各地から続々と不満を持つ全国の士族が集結します。きっと西郷ならなんとかしてくれる。みんなが同じ思いをもってこの地へと足を運んできたのでした。

そんな人たちに糸は、心を打つような一言をいいます。それは、もううちの人を駆り出さないで欲しいということ。次の世代の若い人々が未だに西郷を頼って自分で行動しようとしない、そんな姿に糸は憤りを覚えたのでしょう。西郷としても同じであり、これからの人々には政府をしっかりと支えて欲しいと願っていて、学ぶための場所をつくったのです。

しかし、それが後の西南戦争に繋がっていくのはなんとも皮肉なことだと思います。歴史の転換点はまだまだ終わりそうもありません。段々クライマックスに近づいていく中で、自分のことを犠牲にしながら国家やこれからの世の中を思って行動していく士族の結末をしっかりと脳裏に焼き付けたいと思います。

■紀行■
・佐賀県佐賀市
 本行寺
 JR「佐賀」からバス「西田代」下車すぐ






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