今日よりも明日が ほんの少しだけ 楽しくなりますように



朝廷を政の中心とする考え方が世の中に徐々に広がりつつある中、将軍家茂は朝廷に攘夷は無理だということを伝えにいくのですが、朝廷の取り合わない姿勢に敗北することになります。

会談前に、慶喜からまずは攘夷を認めた上で、話し合いを勧める必要があるという進言に沿ったものだと思っていたのですが、実はそうではなく本当に敗北してしまったんですね。このとき、もはや徳川家の威信はほとんどなくなってしまったことを家茂も悟ってしまうのでした。

そんななか、あえて諸外国と戦ってあっさり負けることによって、攘夷という言葉を沈静化させようという新しい考え方をもっているのが勝麟太郎でした。やはり、北大路欣也さんの存在感は絶大ですね。勝という大きな存在という役割というのもあるのかも知れませんが、それ以上に周りが若い人が多い分、北大路欣也さんの重厚感が、落ち着いて信頼して見ることができるようにさせているのだと思います。

その勝の「あえて攘夷実行しよう」作戦は、長州藩から始まり、その後に薩摩藩においても行われるのですが、いずれも実質は大敗することになります。

自分は今まで薩英戦争は薩摩の勝利だとばっかり思っていたのですが、今回の内容を見る限り、イギリス軍は燃料切れによる退却であって、薩摩に屈したわけではないんですね。
このまま戦っていたら、間違いなく薩摩の国自体がなくなっていたのかも知れません。そのことを一番知っていたのは、小松帯刀なんじゃないでしょうか。天璋院から薩摩を守って欲しいとお願いされたにも関わらず、薩摩城下を火の海にしてしまったのですから。

しかし、勝の考えは薩摩を中心に実現していくことになります。今後、どのように外国と付き合いながら、日本という国を徳川家が守っていくのかが楽しみです。

ちなみに、今週宮崎あおいさんが篤姫のクランクアップをしたということで、堺雅人さんと対面した際に泣き崩れてしまったそうです。宮崎さんの顔はほとんど真っ白の化粧を施されていて、これで49歳を演じたんだと思うと、改めてすごいなと思います。

先が楽しみですね。



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今回は内容が満載でした。一つ一つが本当に大切なものが多く、見逃せない回といえるでしょう。歴史としての転換点は少ないのですが、物語の中で重要な柱となる2人の人間関係について、今回ほど濃く出ているものは他にはないんじゃないでしょうか。

島津久光は、幕政改革を目指し遙か遠い薩摩の国から京の都を経て、江戸へと到着します。小松帯刀が幕府に話し合いを行うのですが、老中配下の人々はまともに取り合ってくれません。とうとう頭に来た久光は、大久保に手段を選ぶなと伝えます。

その大久保は、老中との話し合いの場の裏の部屋で刀をかちりとして老中達を脅します。これが利いたのか、幕府に改革案を認めさせてしまうのです。いつの時代でも力で押さえ込むと、それに反発する人は必ず来ます。強大な力があるのならその反発も跳ね返すことができるのですが、この時代そのような圧倒的な力を持っている人はいません。

薩摩も、周囲から非難されることになります。内部でも帯刀はやり方に疑問を感じるのですが、大久保は鬼になる宣言をここでも繰り出し、最後には「小松さぁとは考え方が違う」という捨て台詞まで残します。この後この考え方の違いがどのように展開するか、その布石となりそうです。

天璋院は、故郷薩摩のやり方に怒りを感じ、直接久光に話をするのするのですが、余計考え方が違うことに憤りを感じ、もう会うこともないと物別れに終わってしまいます。その出口にいる帯刀と目が合い、立場の違いに苦悩する姿に心苦しくなります。

すごく落ち込んでしまう天璋院に転機を与えたのは和宮でした。和宮天璋院の所にやってきて、故郷を捨てることなどできないという言葉をきっかけに、天璋院も自分が故障である薩摩を捨てることなどできないと悟るのでした。

早速、将軍に頼んで帯刀を呼び寄せ、改めて友情を固めるのでした。ここが今回のメインですね。あまり多くのことをお互いに語らないのですが、これまでいっしょにやってきた囲碁をしながら、今までの二人の関係等、見てきた人は何かしら感じるものがあったのではないでしょうか。

久光の帰り際、生麦事件を引き起こします。これがこの先薩英戦争にいたり、薩摩が日本の主役に一躍出てくることになろうとは、このとき思っても見なかったでしょうね。もう少し、描写があってもいいかなとは思いましたが、このときはこれ以上描けないのかもしれませんね。

次回は、今回とは違って歴史的な出来事が起こりそうな感じ。すごく楽しみです。


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